速読術と速読法

今の日本では、読書をする回数や時間は以前と比べてかなり薄れてきていると感じていることはないでしょうか。

現代社会では、活字離れがいわれて久しいのですが、その理由を考えると、学生から社会人になると、仕事が忙しくなったりして読書をする機会がなかなかとれないのが現状です。

社会人になると、いくら読書が好きでも実際問題、自分が自由に使える時間はかなり制限されことが多いでしょう。
いくら読書が趣味という人でも、一般的にその読書量はだいぶ少なくなるのではないでしょうか。

そんな限られた時間の中で少しでも多くの本を読みたい、という切実な思いから生まれたのがいわゆる「速読法」なのです。

速読法とは、その名の通り、短時間でかつ効率よく、本を読む事ができるスキル（方法）になります。

このことからわかると思いますが、速読法というのは、例えば編み物が上手いとか、字を丁寧に書けるなどといった、日常で役に立つスキルや技術のひとつになるのです。

この速読法というスキルを身につけることで、同じ本を読むのに時間が短縮されますので相対的に時間を有意義に使う事ができるのですね。

例えば、読書が趣味という人を例にしましょう。
それまで1日に1冊、あるいは分厚い本だと1章までしか読めなかったという人が、同じ時間で2冊、3冊とより多くの量を読めるようになるのです。

また、趣味ではなくても、仕事でどうしても早急に資料に目を通さなくてはならないというビジネスマンにとって、効率よく仕事ができるようにもなるのですね。
 

家でやらなければならない事を浮いた時間でできますし、自由な時間を保つことにも役に立つ技術なのです。

つまり、速読法というのは、仕事、日常生活、もちろん趣味にと、あらゆるシーンで有効に応用できる技術と言えます。

一日の時間というのは、24時間と決まっていますね。
この24時間というじかんは、たとえ高貴な身分であっても、どのようなお金持ちでも、同じなんですね。

これはどんな人でも、どんな権力者でも絶対に覆す事のできない事実です。

人生において、この限られた誰にも公平な24時間をどう有効に使うかというのは、非常に大きな意味を持ってきます。
その大きな意味があることに本当に役に立つのが速読法なのです。